10cm王


緊急特番『インタビュー・ウィズ・プリンスベジータ』 (ネタ元:【妄想10cm○○バトン】
出演・・・・・・・プリンスベジータ〈惑星ベジータ王太子〉
インタビュアー・・・浜村り無純
 
■1.目覚めた時に10cm「王」があなたの顔を覗き込んでいらっしゃいました。どうなさいます?

「・・・・・」
「何笑ってらっしゃるんですか」


■2.10cm「王」をあなたは飼われますか?

「飼わん」
「いやそれインタビュアー的に困るんですよ、先が続かないじゃないですか」


■3.10cm「王」がお腹が空いたと主張しておられます。

「知らんな」
「何だと、この親不孝者め!父を飢えさせて平気だと申すか!」
「ちょ、勝手に出て来ないでくださ・・」
「もう、何意地悪言ってんのよ。あんたのお父さんでしょ」
「また増えた!」
「おお、これは王太子妃。そなたはいつ見ても美しいな」
「お父様こそ、いつ拝見しても素敵だわ。お髭もしっぽもすごくセクシーよv」
「太子よ、聞いたか?常々余が申しておったであろうが、尾は我々サイヤ人にとって一番の性的シンボルでもあるのだと。それをうかうか切られるなぞ・・」
「一番?一番はま (プリンスに殴られて気絶)
「太子だと?貴様まだ王のつもりでいるのか」(←せせら笑い)
「気に入らぬか?まあ呼び名なぞ何でもよい。では王子、一つ申しておくが」
「なんだ」
「そなたに玉座は100年早いぞ」
「ふふん、こんなミニサイズ(10cm)でよくほざけたもんだぜ。だいたい俺はそんな事を言ってるんじゃない、存在しない惑星の王位なんぞ何の意味がある」
「そなたこそよくぞ申せたものよ。何かと言うと『俺は誇り高き戦闘民族サイヤ人の王子だ!』とさんざん吼えておったくせに」
「あああ、あれはアニメの捏造だ!原作の俺はそんなこっぱずかしい台詞をいつまでも連発したりはしなかったぞ!」
「そうですよ、第一、『民族』ってのは文化に着目した言い方だという気がするし、ちょっとそぐわない感がありますね。サイヤンズが戦闘を文化であると位置付けていたのなら話は別ですが。どっちかというと『種族』とかいう方が合」
「貴様は黙ってろ」
「そうよ、話が脇に逸れるじゃないの。だいたいあんた気絶してたんじゃなかったっけ」
「いや黙ってろっておかしいですから!仕切るのワタシですから!」
「ともかく王子、サイヤ人に尾が無いというのは由々しき事であるぞ。もはや変身の必要はないにせよ、我ら独特のエレガンスや力強さが大幅に削がれてしまう。この上は、せめて余に倣って髭でも蓄えてはどうだ?」
無視か!てか王様、余計な事おっしゃらないで下さいよ、王子に髭なんか必要ありません」
「あら、この人が髭を生やしたから、あの名場面「髭剃り王子inGT」が生まれたんじゃないの」
「あー・・・そういやそうですね」
「おお、余も話に聞いておるぞ。余の美しい孫娘に嫌われたのを苦にして剃り落としたとか」
「ところであんたさ、なんで髭生やそうなんて思ったの?」
「巷では、カップルとしての釣り合いを気にするブルマさんに何とか合わせてやろうとしたらしいってな萌える話が囁かれてますけど、ホントなんですか?」
「・・・・・」
「ま、ホント?やだもー、あんたホントにあたしの事好きなのねえ」
「・・・フン」
「否定致さぬか・・・王子よ、妻を愛するのは結構だが、そなたなかなか恥ずかしい男よな」
「いや立派な事だと思いますけどねえ」
「・・・なんでもいいが、本格的に話がずれてるぞ」


■4.10cm「王」が手を洗いたがって(トイレに行きたがって)おられます。どうしますか? 

「知るか!勝手に行け!」
「待たぬか!いくらそなたと違って余の脚が長いとは申せ、この身長では便座に腰を下ろす事もままならぬではないか!そなたは王であるこの父に恥をかかせると申すか!」
「・・今の台詞は聞き捨てならんな・・・」
「そうよお父様!ベジータは素敵よ!身長なんか低くたっていいのよ!時々あたしの三分の二くらいの大きさに描かれてる事があるけど、そんなことどうだっていいのよ!」
「お前、語尾が笑ってるぞ」

 
■5.10cm「王」が湯浴みを御所望です。どうなさいますか?

「ああ、それじゃあたしが背中を流すわ、お父様」
「それは良い、後宮では常に三人の美女が前から後ろから余の身体を清めたものよ」
「王様が言うと卑猥だな・・」
「やだ、あたしも入るの?シルバニアファミリーのお風呂を使ってもらおうと思ったんだけど」
「デアゴスティーニの『ヨーロピアンパレス』でもいいかもしれませんよ」
「あれには風呂は付いてないだろ」
「あら、あんたなんでそんな事知ってるの?」
「購入を検討しているからだ」
「ちょ、なんで?何のために?」
「王族だから」
「ハァ!?」
「この猥雑なC.Cとは違う貴族的な雰囲気が、妙に懐かしくてな」
「あれいいですよねえ。ワタシも買おうかなあ」
「あんた!煽ってんじゃないわよ!」
「余を放って何を話し込んでいるのだ?苦しゅうないぞ、王太子妃。そなたは美しい、余に触れる資格は十分にある」
「なるほど、じゃあ美しいこの俺が背中を流してやろう
「ちょっと、押しのけないでよ・・ああそうか、アンタ親孝行したいのね(ホロリ)」
「断るぞ」
「そう遠慮するな」
「そなたは男ではないか、何が嬉しくて男に湯浴みを手伝われねばならんのだ!ええい、よせと申すに!離せ!マントが破れる!」
「じたばたするんじゃない。思い違いをするなよ、この家は後宮でも風俗店でもないんだ」
「そんな言葉どこで覚え (プリンスに殴られて気絶)
「そしてこの女は俺の妻だ、貴様の側女じゃない、金で買える女でもない」
「そのようなこと解っておるわ!まったく常識の無い男だ、息子の嫁に手を出すほど、この父が不自由しておると思うてか!」
「ああ思ってるさ、貴様はキリも果てしも無いんだからな」
「無礼者!そこへなお・・ムグー!」


■6.10cm「王」と初デート!どこにお連れしますか?

「そうだな、ストリップショウにでも連れて行ってやる」
「・・あんたの口からそういうの聞くと新鮮だわ。けっこう衝撃的」
「新宿2丁目の『裸族の館』ってとこだ。ただし脱ぐのは男だがな」
「な、なんと!地球にはそのような嫌がらせめいたところがあるのか!?」
「下着にお金を挟んであげたりするんですよ」
「恐ろしいことよ・・ほとんど拷問ではないか
「やだベジータ、あんた行った事あるの?(笑)」
「ある」
「は?うそ!」
「え、働きに!?てか超売れっ子になりs (プリンスに殴られて気絶)


■7.最後の質問!10cm「王」がおいでになったらあなたはどう思われますか?

「10cmだろうが10mだろうが、とにかくうちでは飼わん
「はいはい、ここ(C.C)はあんたの家よ。そんなにうちうち言って主張しなくてもいいじゃない」
「あのな、そういう」
「ホント、亭主面しちゃっ (プリンスに殴られて気絶)
「そういう事を言ってるんじゃ・・」
「王子よ」
「・・何だ」
「喜ばしい事であるな。あの幼かったそなたが、妻を愛し、子を慈しみ、家庭を営むようになろうとは」
「・・・・・」
「老兵は去ると致そう。妃と共に、末永う達者で暮らせ」
「・・・・・」
「お父様!・・・ちょっとベジータ、ぼんやりしてないで・・」
「騙されるな、あれはヤツの芝居だ」
「え?」
「よく見ろ、前進してるようで全然進んでないだろ」
「・・・あら」
「ムーンウォークしてるんだ。引き留めて欲しい時によくやる。面白いからもうちょっとやらせておけ」


 インタビュアーが依然気絶したままですが、時間が来ましたので番組を終了致します。
 提供は憾プセル・コーポレーションでした。